月見台
朝晩すっかり涼しくなり、空気も澄んできました。そろそろお月見ですね。
すずめには月見台があります。今はただのベランダなんですが。。
ということで、しばらくぶりにセルフビルドのお話を。

月見台は1月下旬、改装中ちょこちょこお手伝いに来てくれた学生さん達にお任せして作っていただきました。設計士の伴ちゃんと学生さん4人で、設計から施工まで。この学生さん達、伴ちゃんと事務所をシェアしている建築士さんの後輩で、建築関係の勉強をされています。実際の現場を見る機会がなかなか無いので、経験のためにサークル活動の一環として、時々ボランティアで手伝ってくれていました。今回は彼らにとっても大仕事です。
2階ギャラリー兼客間に面した部分なので、景観を損ねないシンプルなものを、と依頼しました。お隣さんやその向こうの神社さんの緑がよく見えるように、手すりの高さは最小限に。素材は木で、床は安価で丈夫な足場板を使ってくれました。
いざ、作業開始!
まずは土台作り
たまにドーナツ休憩
最終作業は屋内で
できた…
当初2日でやります、との事でしたが、雪やみぞれの降る中、まるまる4日間の作業で一部塗装を残しつつも完成しました。彼らにはいい経験になったことと思います。お疲れさまでした!ありがとう!

木のベランダ、月見台。気持ちよい空間です。
| セルフビルド 改装 | 11:31 | - | trackbacks(0) |
和紙貼り
始まりがあれば終わりがある。ということで、年明けにようやく漆喰作業が終了しました。
残るは和紙貼りです。和紙は京都に出向いて購入しました。2階で使ったのは未晒し・手漉きのものです。選んだ時には1枚でも結構分厚いと思ったのですが、下地処理のパテが透けてしまうといけないので、二重に貼ることにしました。その前に下貼りとして薄めの和紙を貼るので、三枚貼ることになります。まずは自分達の生活部屋を練習台に。いろいろ試したのですが、結局シンプルに規則正しく貼るのがいいみたいってことで、いざ2階客室へ。

ここで意外なお客様。客室に現れたほんものの雀さん。

窓は全部閉まっていたのに、空気穴とコンセントの穴を通ってのご来店。殺伐とした現場にやわらかな空気を運んでくれました。

気を引き締めて作業再開。まず端っこ用に細く裂いた和紙を角をきっちり埋めるようにして貼っていきます。のりは市販のでんぷんのりを水で溶いたもの。刷毛でぬります。貼る時はなるべく張りを保つようにしながら、一気に。これも刷毛でなでて貼りますが、豚毛の刷毛が使い心地良好でした。皺が寄ったら手早くやり直し。同様に大きい和紙も貼っていきます。大きさは好みですが、私たちなりのこだわりを持って客室と踊り場は違う大きさにしました。


続いて1階、売り場と廊下の天井を貼ります。ここは濃い色目の和紙を選んだことと、相当位置が高くて危険が伴うということで、本番1回貼り。
最初は怖いが、慣れてくる
この頃になると私たちの連携も板についてきて、役割分担がきっちりできてきました。どの大きさの紙が何枚必要という計算・割り付けをする、それを用意する、糊を塗る、貼る、補助する、、まぁまぁ円滑な作業。

残るは1枚残った壁です。壁は天井より貼りやすいかと思いきや、意外と難関。入り口、エアコン用の穴、少しだけ回り込んだ箇所…と和紙を貼るには少々複雑な構造。苦心の末、なんとか本貼りまでこぎつけ、やっとのことで和紙部門が終了しました。
草木染めの和紙
1月17日の夜中でした。
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左官さんのお仕事
12月後半。左官さんがやってきました。最も大きな面積である売り場部分の壁をいとも簡単にすいすいと…
これは下地。既に美しい…
私たちの注文は木ゴテ仕上げというもの。木のコテで仕上げるのかと思ってましたが、違いました。まず白い漆喰を下地として塗り、2、3日して乾いたら仕上げの漆喰を上塗りします。それが乾かないうちにわざとガリガリと傷を付け、そのままでは乾いた時に尖って危険なので、もう一度なでるようにコテをあてます。傷を付けることによって模様と陰影が生まれ、落ち着いた雰囲気になります。要するに木ゴテ風ってことでしょうか。なかなか面倒な作業ですが、もくもくとテンポよくこなしていくプロの仕事に感動。見ていた私たちも気力がグンと上がりました。
渋い色。乾くともう少し白っぽい。

その頃私たちは、順調に壁を1枚ずつ仕上げていく左官さんを横目で見ながら、やはり左官作業。厨房部分、奥の作業室の壁と天井 仕上げに必死に取り組んでいました。漆喰が思うように進まないので、貝殻パウダーを配合した仕上げ材を試してみたのですが、あえなく撃沈。
失敗。。
下地が合板の部分、木目が完全に浮き上がってます。おそらく薄く付き過ぎたのでしょう。木目から出る灰汁を見事に拾ったというわけでした。落ち込む私たちにアドバイスをくれたのは塗装屋さんでした。
下地を押さえる人、それは塗装屋さん。左官さんがきれいに仕上げ作業ができるのも、その前に塗装屋さんが下地をきれいにしているから。
プロ用の灰汁止め液を分けて頂き、結局漆喰を塗るってことで作業再開。
天井、きつかったです。セルフビルドを少しだけやってみたいっていう人は、天井はプロに任せるか、他の方法を考えた方がいいかもしれません。

ともあれ漆喰作業は難航しつつもじわじわと進み、大晦日も元日も漆喰まみれで過ごしたのでした。
| セルフビルド 改装 | 20:34 | - | trackbacks(0) |
塗装、また塗装

12月に入り、オーブン待ちだった工務店さん作業が急ピッチで進められていきました。追いかけられるようにして、木部分の塗装をしていきます。ふくらすずめ内の木塗装はすべてセルフ作業なので、工務店さんに仕上げてもらう部分と隣接した木はかたっぱしから塗っていかなきゃなりません。加えて、足場板が外される前じゃないと塗れないところ、吹き抜けの天井や2階外部の窓枠も。大工さんの作業中は危険だということで、私たちは夜間や休日に作業します。
そんな中、建築科の学生さんたちがボランティアでお手伝いをしてくれました。現場に入ってみたいという思いがあるらしく、私たちにとってはありがたい助っ人さんたちでした。梁をすごく丁寧に掃除してくれたり、木塗装も。ずいぶん助かりました。この後も何度かお世話になる事に。
| セルフビルド 改装 | 11:33 | - | trackbacks(0) |
初セルフビルド
11月も下旬に入り、いよいよ自分たちで作業する日がやってきました。
パンのオーブン設置場所の壁仕上げ。大工さんの作業は続いてるのですが、そこだけ先に仕上げます。オーブンが大きいので、入り口の壁を作る前に搬入しないと入らないのです。
まずは前日に金具部分(下地の石膏ボードを止めてあるホチキスとか)や穴があいてる部分のパテ埋めをし、合板の下地部分にアク止めのシーラーを塗っておきます。
その上で壁は漆喰を塗るのですが、その前にくっついているドア枠の木塗装。
最初なので慎重にやっています。
建築家の伴ちゃんと友達のMちゃんにお手伝いをしてもらって、手分けして漆喰塗り作業に入ります。当初1回で塗ろうとしたのですが、思うような厚さに塗れず、乾くのを待って2回塗り。
完成!
なんだか、想像してたよりもパステル調(プロバンス風?)になってしまってちょっと不満。。
でもまぁ、何事も経験してみないとわからないもので、下地の処理、漆喰の素材(メーカーによっていろいろ違うのです)や色選び…次に作業する時までに検討しなきゃいけないことがたくさん出てきました。
| セルフビルド 改装 | 21:49 | - | trackbacks(0) |
改装、続き

11月に入り、パン厨房部分の枠組みが出来上がってきました。
その頃私たちは外壁をどう仕上げるか思案中。タイルを使うところまでは決まったものの、色や素材で悩んでいました。サンプルってとっても小さいんですよね。想像力を駆使して、最終の姿を頭に浮かべてみますが、悩み始めると止まらない…お隣の窓をお借りして、再度想像してみる。
| セルフビルド 改装 | 22:10 | - | trackbacks(0) |
改装始まる

10月半ば、建物内部と外壁の解体作業が始まりました。すっかりきれいになったのは月末のことです。むやみにすべてを壊すのではなく、工務店さんが少しづつ取ったり剥がしたり、結構大変だったと思います。

配管などの基礎工事が終わり、厨房部分の土間が仕上がったところです。左官さんが何度も表面をならしている姿に職人を感じました。左官さんには後にもっと感動させられることになりますが、それは改装終盤のお話です。
| セルフビルド 改装 | 20:45 | - | trackbacks(0) |
改装以前

とても長いあいだ、条件にあった物件を探し続けていたのですが、見つかる時ってあっけないもんです。きっかけはお隣のオーガニックのお弁当屋さんを訪れたことでした。もともとお友達だったので、移転openされたと聞いて遊びに来たのです。なかなかいい所だねぇ、なんて話してるうちに、隣の物件空いてるよってことになり、んじゃ一応見てみようか、あれっ結構いいかも…と決まってしまったのでした。もちろんその場で即決ではなかったけれど、それまでの探していた期間を思えば嘘みたいに早い決断だったと思います。夏が終わりかけた頃でした。

| セルフビルド 改装 | 22:23 | - | trackbacks(0) |
改装のお話、プロローグ
今回の改装で自分たちで行った事は主に、
・木塗装
・漆喰
・和紙貼り
の3つです。漆喰は主に住居や厨房部分で、あとは工務店さんにお願いしました。
時期的には基礎工事の途中で少しと、基礎工事終了後、そして工務店さん作業がすべて終了した後、といったところです。最初はちょこちょこ、途中からどっぷりと現場に入っておりました。年末年始も絡んで、結構長丁場でした。素人作業で失敗ややり直しもあり、もたもたと時間がかかってしまいました。人間が一日にできることはほんの少しのようであり、しかし着実に積み重なっていくものだと実感した4ヶ月でした。
次回から時間を追ってふりかえってみたいと思います。
| セルフビルド 改装 | 21:17 | - | trackbacks(0) |
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